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二世会 会長挨拶


二世会会長挨拶

 令和4年5月12日に開催された通常総会において、昨年の57代会長に引き続きまして、2期目の二世会58代会長に選出されました、澤田貴裕です。
 昨年の活動を振り返りますと、令和3年4月からコロナ感染者が増加したため、7月に川崎市建設青年会CSR活動幹事会を実施しましたが、感染者が少ない時期を見越して、12月に川崎市立川中島小学校に、夏に使用できるミストシャワーを設置いたしました。その後、年末から再びコロナ感染者が増え、令和4年1月の新年懇親会、3月の家族交流会は残念ながら中止となりました。今年3月下旬に入りまん延防止等重点措置が解除され、コロナ感染者が減少し、今年度に入り6月に3年ぶりとなる、四国(愛媛・高知)の研修旅行に行き親睦を深める事ができました。また、同じく6月に川崎市立御幸小学校に昨年と同様、川崎市建設青年会CSR活動の一貫としてミストシャワーを設置致しました。
 7月に入り神奈川県建設業青年団体連絡協議会春季研修会も行われ、ようやく活動ができる状況に成りつつありましたが、再び急激にコロナ感染者が全国的に増加し、8月に開催予定をしておりました、二世会創立58周年記念懇親会がやむなく中止となりました。

 二世会は1964年8月に発会し、今年8月で58周年を迎えました。
発会した年は高度経済成長期のピークで、秋には東京オリンピック第18回大会が開催されるなど、日本中が活気に満ち溢れている時代でした。しかし、現在世の情勢は今だコロナ禍の終息が不透明の状況が続いております。また今年2月24日にロシアがウクライナに攻め込み、戦争が始まりました。既に6か月以上の月日が経過しておりますが、今だに終息が見えていない状況で、世界経済全体が成長減速とインフレ加速の影響を受け、食料やエネルギーといった一次産品の価格上昇がインフレをさらに押し上げ、その結果、所得の価値が低減し、需要を圧迫することになり、周辺諸国を中心に、貿易やサプライチェーン、送金が混乱することに加え、歴史的な難民流出の急増に対処することになりました。また、企業景況感の低下と投資家の不安の高まりが資産価格の重石となり、金融環境をタイト化させ、場合によっては新興市場国からの資本流出を誘発しております。他様々な面で世界を不安定な状況にしている現実で、私自身も日々不安な気持ちで生活をしている状況であり、国民の皆様におかれましても同じ思いであることに違いありません。

 現在も不安定な社会情勢が続いておりますが、今まさにこれから先社会に対してどの様に向き合い、良い方向に進むべきかを考えさせられる時代にあると実感しております。

 二世会は58年続いている歴史のある会です。私自身も入会してからの18年間のなかで、多くの経験と成長ができたのと、諸先輩方からもたくさんのアドバイスも教えて頂きました。これから先はその教訓を生かしていければと思います。

 平成から令和にかけての、34年間は、大地震、台風、豪雨と、数々の自然災害に見舞われました。直近の災害では、記録的な豪雨により各地で河川の氾濫や土砂災害等による甚大な被害が発生しています。8月には、青森県、山形県、新潟県、石川県、福井県の5県35市町村に災害救助法が適用され、被災地では「災害ボランティアセンター」設置されました。また、青森県、岩手県、秋田県、福島県等でも多くの住家被害が発生しています。その他の県でも多くの被害がありました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。他にも地球温暖化、異常気象も深刻になってきており、今後も様々な自然災害が襲来する事が予測されます。川崎市におきましても、災害時は各関係機関が一体となって情報を共有し、早急に対応ができるようにと考えさせられます。

 現在、日本は後期高齢者が増え少子化が進む中、建設業におきましても人材不足となり、二世会におきましても、会員数は最盛期の半分以下にまで減っております。若手の新規入会者がなかなか増えず、会員の年齢層も40代以上が多くなっている状況です。今後の二世会の活動方針、内容におきましては現在の世の情勢も含めて、考えていかなければならない時期と感じております。会員の皆様は元より、諸先輩方や関係者の皆様におかれましても、より一層のご理解とご支援を承りますよう、よろしくお願い申し上げます。


令和4年5月
一般社団法人 川崎建設業協会 二世会
会長  澤田 貴裕


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